仲間りょう×小山ゆうじろう同い年対談

1.なんか全部タイミングですよね。

小山
「磯兵衛」が読切で掲載された時、大学の先輩が「スゴい漫画が出てきた」と教えてくれて、読んでみて「やられた!」と思ったのが仲間先生の最初の印象です。僕は画で漫画を見るタイプなので、これは今までのジャンプのギャグ漫画の流れをぶった切って来たな、と思って衝撃を受けました。仲間先生は赤塚賞出身でしたっけ?
仲間
実はこの『磯部磯兵衛物語』は赤塚賞で一度落選しているんです。そこで完成原稿が一度宙に浮いた状態になっていて、たまたま『ONE PIECE』が尾田先生の急病で休載になった時に担当から電話がかかってきて「代原で載るよ」と言われました。2013年のことです。
小山
落選してるんですね…そんなことあるんだ。僕は2012年に『ランニングダディ』という作品でGカップを受賞して、当時大学生だったんですが「これは漫画家になれる!」と踏んで就活をやめました。本誌初掲載となった『ジェントルくん』は『磯兵衛』同様代原でしたね。当時バイトしていたら『NARUTO―ナルト―』の岸本先生から電話がかかってきて「すいません、(代原)よろしくお願いします」と。感激しました。だから、『磯兵衛』は『ONE PIECE』の代原で僕は『NARUTO―ナルト―』の代原だから、ジャンプのツートップの穴を埋めたということで「仲間りょうに並んだ!」と勝手に思って意識していました(笑)仲間先生は芸大出てますよね?
仲間
出てはいないんですよね。芸大と言っても、絵画系で絵をガツッと学んだわけじゃなくて、デザイン科だったので映像とかアニメとかプロダクトとかとにかくいろいろやりました。ただ、3年の終わりで思い立って中退したのが2012年の1月で、そこから1年間バイトして東京に出る資金を貯めて、上京した瞬間に『磯兵衛』掲載が決まったという感じですね。ツイてましたね。
小山
なんか全部タイミングですよね。僕も努力をしてる自負がないから、未だにモーレツに描いてる人へのスイマセン感があるんだよね…。
仲間
いいんじゃないですか自分のbpmでやれば。
小山
アゲ太郎のノリに寄せてくれた(笑)
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