少年ジャンプ
超~~~ビッグニュース!
ベーシスト界の最先端を走り、自身のアルバムのグラミー賞獲得も記憶に新しいアメリカのアーティスト、サンダーキャット氏!ジャンプ作品をこよなく愛する漫画・アニメの超熱烈フリークとしても有名だが——実は、去る来日公演期間中、集英社を“電撃”訪問していた!ジャンプトークから楽曲制作論まで、激アツインタビューを存分にお届けするぜ!!
聞き手/村越周(少年ジャンプ編集部)

――本日はジャンプ編集部にお越しいただきありがとうございます!いつもは巻末に載るコーナーですが、今回は初のインタビュー企画でサンダーキャットさんがゲストなので、カラーページに掲載されます。

サンダーキャット(以下⚡)ワオ!ナイス!クレイジー!

――これまで音楽雑誌では数多くインタビューを受けられていますが、漫画雑誌では初めてだと思います。せっかくなので今まで詳しく語ってこなかった好きな漫画の話をしていただければと思います!

(手元の漫画を見ながら)oh…とんかつDJ!

――『とんかつDJアゲ太郎』ご存知ですか?このページを作っている、ここに同席中の二人が描いた漫画なんです!

知ってるよ!君たちが?ナイス!

イーピャオ・小山ゆうじろう ありがとうございます!(歓喜)

『ドラゴンボール』亀仙人もビックリ!愛用する亀の甲羅リュックを背負って現れたその姿に、取材陣も度肝を抜かれたぜぃ!

――この調子で好きな漫画の話を聞かせていただけますか?

『呪術廻戦』とか『ドラゴンボール超』とか… 最近のシーンだとベジータの'Ultra Ego'(我儘の極意)への変身シーンがよかったね。オンラインで見てて、こっちと時差が出ちゃうこともあるけど。あとはやっぱり『NARUTO-ナルト-』だね。

――『NARUTO』で好きなキャラクターは?

いつもサスケって言うんだけど、定番すぎるのかみんなに「え~」って言われるんだよ(笑)。だからそういう時は自来也って言う。

――ベジータとサスケ、どちらもエリートのライバルキャラクターですよね。そういうキャラがお好きなんですか?

ナルトも悩んでいるけど、サスケも同様に悩み、葛藤してるよね。そしてサスケの方が葛藤が深いように見える。ベジータも、自分と戦い続けながら、相手とも戦っている。二人とも、独りで居る時のほうが落ち着くみたいな人だと思う。

――ご自身と似ているところがあると思いますか?

そうだね。「わからない、困った…」という時には独りになると、頭が整理 されてだんだんと何かが見えてくる。あとはベジータもサスケも、彼らの最も美しい瞬間は友情のシーンだと思う。互いにタッグを組んで合図して。

――それらの作品が全部「少年ジャンプ」という雑誌で連載されていたことはご存じでしたか?

知ってたよ!

――すごく 嬉しいです…!

世代もあると思うんだけど、僕は漫画もアニメもチェックしているから、友達が「漫画のことはサンダーキャットに聞け!」「俺は次何を見るべきなんだ!?」って聞いてきて。それを通じて友達が増えていったんだよね。最近なら『呪術廻戦』『チェンソーマン』…ってね。

――アニメ化されていない作品も追われてるんですね!

『チェンソーマン』も今度アニメになるんだよね?あれはNetflixだっけ?

―― 今度アニメになりますね!配信先はちょっとわからないんですが… 他に好きな作品ありますか?

新しいところはまだちょっと追えていないのもあるんだけど、基本的にはファイティング、バトルものが好きかな。『北斗の拳』とか。アニメを先に見て、あとから読んで理解を深めることもよくあるよ。

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のポスター前でパチリ。もちろん、「楽しみだ」と期待を寄せていたぞ~~~~!

――じゃあ 今はやっぱり『呪術廻戦』、『僕のヒーローアカデミア』あたりが強いですよね。

僕の友達のフライング・ロータス*1 も『ヒロアカ』が好きで、よく「ヒロアカを見たか!?」って言ってる(笑)

――サンダーキャットさんもフライング・ロータスさんも、我々からするとすごくスペシャルなミュージシャンだと思ってるので、そんな方々が漫画を愛してくれてるというのは励みになります。

友達にハードコアなファンもたくさんいるから、会うと「あれ見た?」みたいな話になるよ。〈HYPLAND〉っていうブランドのジョーダン・ベントレーともすごく仲が良くて…

――『BLEACH』や『NARUTO』とコラボさせていただいてるブランドですよね!

スタッフ サンダーキャットさんは〈HYPLAND〉の『NARUTO』コラボレーションのモデルをやっているんですよね。

そうそう、いつもやってる(笑)

――ちなみにコラボレーショングッズも、 大きく絵がプリントされたものから、控えめでスタイリッシュなものまで色々ありますが、アメリカのトレンドはどうですか?

それも変わってきているよね。というのは、例えば僕が小さい頃は作品のストーリーも王道・定番って感じで、グッズも絵がバーン!というものが多かった。けど最近はよく練られたストーリーがアメリカでも好まれているので、ちょっとコラボの表現も変わってきているかもしれない。『呪術廻戦』なんかも、シンプル、スタイリッシュなところが魅力だよね。

今年5月、再延期を経て東・名・阪で実現した「Thundercat Japan Tour 2022」のポスターがコチラだ!

――デザインの話が出たので、サンダーキャットさんのアートワークについて聞かせてください。今回の日本ツアーのアートワークは『ドラゴンボール』と『北斗の拳』の影響を受けているように見えたんですが、どうやって決めているんですか?

そうそう、その通り(笑)。アートワークは必ず自分で関わってるよ。マッケイという友達といつも一緒に考えていて、彼は〈BRAINFEEDER〉のアートワークも手掛けているアーティストなんだ。(自分のスケッチブックを出しながら) 僕はこういうドローイングを描きとめるノートをいつも持っていて、中には完成してないものも多いんだけど、こうやって友達と一緒にアイデアを出し合ったりしてるんだ。

――うまい!日本のフライヤーご自身で描いたんですか?

そうだね!あれもだし、日本ツアーのTシャツも自分で描いたものだよ。

――すごい!

サンキュー!独りで描いたり、その友達と一緒の時は一緒に作ったり、しょっちゅうやってるよ。

―― 後ろの彼(小山ゆうじろう)と同じことをやってますね。もしジャンプで漫画描きたくなったら言ってください(笑)

ハハハハハ!

――スケッチブックのイラスト、もう少し詳しく教えていただいてもいいですか?

もちろん!これはフリーザ、アンダーソン・パーク、ポケモン、これはケンドリック・ラマー*2、マック・ミラー*3…。ここにあるのは序の口で、まだまだあるよ。

――かっこいいな~!